1日の摂取カロリー計算式わかりやすい解説

1日の摂取カロリー計算

摂取カロリーとは

1日の摂取カロリーについて説明する前に、まずは摂取カロリーとは何なのかというところを説明します。カロリーは人間が生活する上で必要なものです。

車で例えるとガソリンのようなもので、無くなると動かなくなります。人間の体は常にカロリーを消費していて、寝ている時でも同様です。カロリーは体の中で作り出すことが出来ないので、外から摂取することになります。

私達が口にしている食べ物や飲み物は基本的にはカロリーがあり、これを体の中に入れることで体を動かすエネルギーに変えています。必要なエネルギーの量はその人の性別や体格、活動量が深く関係していて、誰もが同じエネルギーを必要としているわけではないです。

エネルギーとして使われずに余ったカロリーは脂肪に変わり、脂肪は蓄積しています。人間が太ってしまう原因はここにあります。必要以上に食べ物や飲み物を摂取すると、余ったものは体にしっかりと蓄積されるようなシステムになっています。

1日の摂取カロリー計算式(計算する上での注意点)

自分の食生活を知るには、まずは1日の摂取カロリーを計算してみると良いです。計算式は非常にシンプルで、食べたもののカロリーを加算していけばOKです。

例えば朝食にパンとスクランブルエッグを食べて牛乳を飲んだ場合、パン200kcal、スクランブルエッグ200kcal、牛乳100kcalの合計の値が朝食での摂取カロリーになります。

この朝食のメニューだと500kcal摂取したことになります。意外と忘れがちなのが飲み物のカロリーです。水やお茶は別ですが、飲み物にも糖分はあります。特に甘みが強いジュース、牛乳などは要注意です。健康に良いイメージがある果汁100%のジュースや野菜ジュースも、たくさん飲むとカロリーが高くなるので注意した方が良いです。

健康に良いといわれる飲み物でも、飲みすぎると太る原因になります。このように口にしたものを全てを加えて計算していくと1日のトータル摂取カロリーを導き出すことが出来ます。

1日の摂取カロリー計算する上で身長・体重が必要な理由

1日に必要な摂取カロリーは男性と女性で違いますし、身長や体重によっても大きく異なります。まずはしっかりと自分の基礎代謝量を知る必要があります。

基礎代謝量の平均は男性1600kcalから1300kcal前後、女性は1300kcalから1100kcal前後です。身長が高くて体重が重い人は数値が高めですし、逆に小柄な人は数値が少なめです。

この数値を見れば分かると思いますが、消費されるカロリーというのは意外と少ないです。外食でたくさん食べる人であれば、一食で摂取カロリーが基礎代謝量をオーバーしてしまうということも珍しいことではないです。

基礎代謝量が分かれば、自分に必要な1日の摂取カロリーも計算しやすくなります。ほとんど動かない、スポーツをしない場合は基礎代謝+100から200kcalを足せば良いですし、ハードに動く仕事をしている人、トレーニングやスポーツをする人は+500から1000kcalくらいを足せばOKです。

1日の摂取カロリー計算する上で必要な身体活動レベル指数とは

1日に必要な摂取カロリーを計算する時に目安になるのが身体活動レベル指数です。身体活動レベルとは1日のトータルエネルギー消費量を1日あたりの基礎代謝量で割ることで導き出すことが出来ます。

レベルは大きく分けて3つあり、レベル1はほとんど座っている人、デスクワーカーなどが該当します。レベル2は多くの人が当てはまる軽い運動をしたり、歩いたり立ったりする時間がある人が該当します。

レベル3に当てはまるのは屋外で肉体労働をしている労働者や、激しい運動をしているスポーツ選手などです。自分の身体活動レベル指数を知っていると1日の摂取カロリーを導き出しやすくなるので、自己管理しやすくなります。

もしも今太っていて悩んでいるのであれば、一度1日のトータル摂取カロリーを計算してみることをお勧めします。カロリーオーバーをしている場合は身体活動レベルを上げるか、摂取カロリーを減らすなどの食生活の見直しが必要になります。