自分でできる!顎関節症4つの治し方わかりやすい解説

顎関節症の治し方

顎関節症は、人によって、症状が様々ですが、軽い症状であれば、十分に自分で治すことができる病気です。しかし、放置すると、症状がどんどん進行し、病院で手術するしか治療することができなくなってしまうケースもあります。

そこで、ここでは、軽い顎関節症(痛みはない)の方々に対して、自分でできる4つの治し方をご説明します。

最近、「モノを噛みづらい」「噛むとヘンな音がする」「大きな口を開けることが辛いな」と感じている人は、ぜひ、毎日の習慣にしてくださいね。

自分で顔をマッサージして顎関節症を治す

顎関節症の原因は実にさまざまですが、噛み合わせに問題がないのなら咀嚼筋に原因があるケースが多いです。咀嚼筋の血流が悪くなっていたり、凝り固まったりしていると顎関節のズレにつながる可能性があります。

こうした場合は顔のマッサージをして、咀嚼筋を十分にほぐしていきましょう。指で触れてみれば硬くなっている部分がわかるはずです。

人間の身体は動かさない部分ほど硬くなる性質があります。そして硬くなった部分は可動範囲が狭くなるので、痛みや歪みを発生させやすいのです。

筋肉が凝り固まると顎関節のズレにつながりますので、定期的に自分の顔をマッサージしてみるとよいです。指で回転運動を加えるようにすれば、筋肉が柔軟になっていくでしょう。

顎周りが楽になってきたら、やわらかくなっている証拠です。顎周りは疲労を感じやすい部分でもあり、疲労が蓄積することで顎関節症になるケースがあります。疲労や違和感を覚えたときは手技でほぐしてください。

ストレス発散して顎関節症を治す

ストレスを感じやすい人は顎関節症の発症率が高まることがわかっています。ストレス由来の症状を解消するためには、ストレス発散をするしかありません。最初にやるべきことは自分が自覚しているストレスを知ることです。

なんとなく頭がぼーっとするならば、睡眠時間を増やしてみましょう。適切な睡眠時間は8~9時間程度で、これを下回ってしまうと問題があります。自分は5時間睡眠で大丈夫という人がいますが、身体は大きな負荷を感じているケースがあります。

ストレス発散のためにはストレス耐性を高めていくことも大切です。物事を気にする性質の人はイライラしやすく、落ち込みやすい傾向があります。失敗をいつまでも引きずってしまう人は、気持ちを早めに切り替えましょう。

ネガティブなことが頭に浮かんだら、早急に消す習慣を身につけてください。ネガティブ思考に支配されてしまうと、相対的にポジティブ思考が弱くなります。前向きに物事を考えられる人は、ストレスを感じにくいのです。

左右の歯をバランスよく使い顎関節症を治す

歯並びが悪いと顎関節症になりやすいのは一般的に知られています。歯並びや噛み合わせに問題があると、自然と噛むバランスが悪くなります。左右の歯をバランスよく使うことが、顎関節や筋肉の健康につながるのです。

左右がアンバランスになっていると、頭痛や肩こりが生じやすいです。マッサージマシンで肩こりを解消しても、すぐに再発する人は噛み方に問題があるケースがよく見られます。噛み方に問題がある以上は、これを解消する以外に解決策はありません。

左右の歯でバランスよく噛むためには、食事のときに意識することが重要です。右側ばかりで噛んでいるなら、左側でも噛むように意識します。

また右側で10回噛んだら、今度は左側で10回噛むというように調整するのもありです。

歯磨きガムを活用すれば噛みぐせを解消できることが多いです。例えば食事のときどうしても右側ばかりで噛んでしまうという人は、おやつのときにガムを左側で噛むなどして対策しましょう。

正しい姿勢をキープして顎関節症を治す

姿勢の乱れから顎関節症になることは少なくありません。デスクワークや事務職に従事する方は、全身の骨格が歪みやすいと言われています。歪みを放置しておくと広がっていきますので、いかに早く抑えるかが重要です。

大きく歪んだ状態を解消するのは難しいので、若いうちから意識してください。正しい姿勢をキープすることは何より大切なので、こまめにチェックする必要があります。例えば前かがみになる癖がある人は、気づいたらすぐに直すようにしてください。

習慣化した癖を改善するのは簡単ではなく、地道な心がけで改善させるしかないです。

顎関節症が重症化すると噛むのが大変になってくるので、なんとなく違和感を覚えたときが対策するタイミングです。どのような症状にも言えますが、重症化してから対処する人が少なくありません。

重症化するほど正常な状態に戻すために、より多くの労力と時間を必要とするのです。自身で悪習慣だと自覚できる部分は、自分で意識的に改善させることが大事です。